このページは、2011年より適性検査対策講座を提供している大人塾が、 SPI3-U(ペーパー)の試験内容と効果的な学習方法をまとめたものです。

SPI3-U,SPI3-G WEBテスティングとは

SPI3 WEBテスティングは、リクルート社が提供する適性検査で、自宅または会社のパソコンで受検する形式です。

WEBテスティングの見分け方

企業から送られてくるメールの受験用URLをご確認ください。

  • URLに「arorua」または「arorua-net」が含まれ、かつ電卓の使用が可能と記載されていれば、WEBテスティングです。
  • URLに「arorua」が含まれ、かつWEBカメラが必要と記載されていれば、SPIテストセンター(自宅受検型)です。

最近ではテストセンターも自宅で受検できるようになっているため、URLだけでなく、電卓の可否やWEBカメラの有無で判断してください。

Information

SPI3-U WEBテスティングとSPI3-G WEBテスティングの2種類がありますが、非言語分野の出題内容は同じです。

どのような人が受ける検査?

転職時の適性検査、インターンシップ、就活の1次試験、正社員登用試験として使われることが多いです。

試験の基本情報

広い範囲から出題され、難易度が高い検査です。
問題を把握するスピード、解くスピードどちらも要求される質の高いテストです。

時間制限バーに注意

試験では1問ごとに時間制限があり、画面下部にバーが表示されます。

バーの色の変化

  • 緑色:時間に余裕あり
  • 黄色:1分経過
  • 赤色:1分半経過

赤色が終わると、自動的に次の問題に強制移動します。
前の問題には戻れません。

すべての問題に目を通すために

赤になるまで1問に取り組んでいると、全体の制限時間(20分)内にすべての問題に目を通すことができません。

「この問題は歯が立たない」と思ったら、緑のバーのうちに次の問題へ進む判断が重要です。

事前準備が重要

受検前に、時間制限のある環境での問題演習に慣れておくことを強くお勧めします。

SPI3 WEBテスティング(非言語)の特徴

1. 1問ごとに時間制限がある

画面下部にバーが表示され、時間経過とともに色が変化します。

赤色が終わると、自動的に次の問題に移動します。前の問題には戻れません

すべての問題に目を通すためには、解けないと思ったら緑のバーのうちに次へ進む判断が必要です。

2. 電卓が使える

計算スピードよりも、思考力が問われます。
複雑な計算は電卓に任せて、問題の本質を見抜く力が重要です。

3. 特殊な問題形式が多い

他のSPI形式にはない独特の問題が出題されます。
特に「アだけでわかるか、イだけでわかるか」という推論問題は、WEBテスティング特有です。

4. 選択式ではなく入力式

答えを自分で入力するため、「勘」で正解することができません。
正確に解ける力が求められます。

SPI WEBテスティング(非言語)の出題範囲

出題範囲は、文章題入門、文字式・方程式、集合、樹形図、推論、割合、整数の推測、図表の読み方、年齢、平均、損益、順列、組合せ、場合の数、確率、料金計算、仕事算、速度、倍数、連立方程式など多岐にわたります。

特によく出る問題

  • 推論(アだけでわかるか、イだけでわかるか)
    他のテストにはない出題形式。条件の組み合わせで判断する力が必要
  • 整数の推測・整数問題
    式を立てて解こうとすると時間不足に。書き出して当てはめる方が速い

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SPI WEBテスティング対策の勉強方法

書き出す力を鍛える

単純な公式で解ける問題は少なく、ひねった問題が多いのが特徴です。

時間内に解答するためには、書き出して解くことが有効です。
特に整数問題や推論は、書き出して当てはめる方が速く正確です。

問題をしっかりと読み、何を求められているのか把握する

1問ごとの制限時間があるため、焦って問題を読み間違えることがあります。また、パソコン画面のため、慣れていないと問題を読み落としやすくなりがちです。

そこで、出題形式に慣れるだけでなく、問題を読んで「何を求められているのか」を把握することが重要です。

解けない問題を捨てる勇気を培う

解けない問題に制限時間いっぱいまで取り組んでしまうと、他の解ける問題に手が回りません。

苦手と感じる問題については、潔く見切りをつける力が必要です。
緑のバーのうちに次へ進む判断も、重要な戦略です。

パソコンの画面で問題を解くことに慣れる

WEBテスティングの解きづらさの一つは「画面で問題を解くこと」です。

画面で問題を読み、手元で式を立てたり計算したりするため、画面と手元の行き来が多いほど時間をロスします。

※特に「目がしょぼしょぼする」方は要注意です。事前に模擬試験で画面に慣れておきましょう。

🤔数学が苦手な方の3つ「やってはいけない」勉強方法

得点に結びつけるために避けるべき3つの勉強方法です。

ご自分のレベルを超えた難しい問題から解こうとする

「難しい問題を解ければ簡単な問題も解けるようになる!」とばかりに、最初から難しい問題を解こうとするのは時間の無駄です。

基本がきちんと分かっていれば、応用が利くようになります
難しい問題にこだわらず、できる範囲を少しずつ増やしていきましょう。

基礎を疎かにする

ここでいう基礎は「一元一次方程式」「簡単な立式(鶴亀算など)」「割合」の3つです。

この3つができていないと、分割や損益算で前に進めなくなります。
数学が苦手な方は、まずこの3つを確実にしましょう。

解けたら満足してしまう

1問解説を見て解けるようになって満足していませんか?
WEBテスティングは制限時間があるテストなので、ゆっくり考える時間がありません。
問題の数をこなして、反射的に解けるようにすることが重要です。

効率的な学習の進め方

WEBテスティングは難易度が高く、対策なしで挑むと1問も解けずに0点で終わることがあります。
転職でWEBテスティングを受けた方の中には、点数が低すぎて再受検を求められた例もあります。

少しでも点数を取るためには、以下の3つが大切です。

  • 問題の傾向を把握すること
  • 問題内容をすぐに理解すること
  • スピードをつけて解くこと

電卓が使えるため、計算が遅くても問題ありません。
むしろ、電卓では解けない思考力の問題が多く出題されます。

よくある質問

WEBテスティングを受けたことがあるのですが、時間が足りません。どうすればいいですか?

解けない問題を潔く捨てましょう。

できる問題が多いことが前提ですが、すべての問題に目を通すことを優先してください。
緑のバーのうちに次へ進む判断が重要です。

学が超苦手です。テストまで期間がない場合はどうすればいいですか?

「超苦手」の度合いにもよりますが、時間がない場合は得意分野に絞る戦略も有効です。

例えば、推論だけに集中して学習し、0点を回避する方法もあります。
まずは下の練習問題に挑戦し、現在どのくらい点数が取れるかを客観的に把握しましょう。

電卓が使えるなら、計算力は必要ないですか?

いいえ、基本的な計算力は必要です。

電卓で計算できるのは数値計算だけです。
「どのような式を立てるか」「どう計算すればよいか」を判断するには、基礎的な計算力と数学的思考力が必要です。

参考書について

WEBテスティングの参考書は、下記の本がお薦めです。

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もっと問題を解きたい方には

「参考書の問題は問題が少ない」「合格を確実にするために、もっと問題を解きたい」
「たくさんの模試に挑戦したい」「適切な出題範囲をしっかりと学習したい」

そのような方は、大人塾のWEBテスティング対策講座をご検討ください。基礎から無駄なく出題範囲を学習できます。
2011年より5,000名以上の方が受講されています。

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