転職の際に、適性検査があるそうです。その適性検査には数学の問題があると聞いたのですが、どのような問題が出るのでしょうか。

就職や転職、昇格試験で利用される数学のテストにはさまざまなタイプがあります。試験の種類によって出題範囲が異なります。

試験の見極め方とそれぞれの試験対策について詳しく紹介していきます。

各種適性検査の概要と対策方法へのリンク

会社名をクリックすると各検査対策方法のページへのリンクが表示されます。

リクルート社の適性検査(各種SPI、NMAT、JMAT)

  • SPI3-U(ペーパー):新卒向けといわれているが、正社員登用試験などにも利用される
  • SPI3-G(ペーパー):転職時や正社員登用試験に利用されている。パソコンで受検するSPI3G Webテスティングとは内容が違うので注意
  • SPI3 テストセンター:会場受検またはカメラオンで自分のPCで受検するかを選択できる。人によって難易度が異なる
  • SPI3 WEBテスティング:SPI3G WEBテスティング、SPI3U WEBテスティングと2種類あるが、内容はほぼ変わらない。
  • SPI3-R:事務職採用向けのSPI検査
  • NMAT:管理職適性検査に利用される。推論が多め。
  • JMAT:中堅社員向け昇格試験などに利用される。比較的やさしめ

SHL社の適性検査(GAB、C-GAB、玉手箱)

さまざまな適性検査

代表的な適性検査について概要を記載します。詳細は上記リンク先をご覧ください。

SPIリクルートキャリア社のテストの総称が「SPI」。
「元祖」適性検査。就職、転職だけではなく、昇格試験や正社員登用試験などで利用されています。
SPI-U、SPI-G、SPI-H、SPI-WEBテスティング、SPIテストセンター、NMAT、JMATなど利用状況によってさまざまな検査が用意されています。それぞれの適性検査の出題範囲は異なります。
数学のテストを「非言語」、日本語のテストを「言語」と呼びます。
GAB
玉手箱
SHL社の適性検査。玉手箱をはじめとして、GAB、C-GAB、Web-GABなどのラインナップがあります。
数学のテストを「計数」、日本語のテストを「言語」と呼びます。
計数の問題は、図表・グラフの読み取りが最も多く、その他推測や四則逆算の問題もあります。どの問題が出題されるかはその企業によります。
SCOANOMA総研の適性検査。最近地方公務員の試験として利用されることが多くなっています。
非言語は、計算や文章問題などの数的推理、推論や図形などの判断推理の2つの分野に分かれています。
言語5問→数的推理5問→判断推理5問→言語5問→・・・と繰り返して出題されます。
CUBIC就職時の適性検査だけでなく、正社員登用試験などに利用されます。企業が科目のレベルを選択できます。
数理問題は中学入試のような問題から、高校の数学知識の問題まで幅広いのが特徴です。
TG-WEBヒューマネージ社の検査。従来型と新型があり、始まるまでどちらの検査なのか分からない。
その他GMAP(グロービス社の昇格試験)、クレペリン(計算をひたすらする性格検査)、スカウター(色々なテストの内容が混ざっている)、情報分析力検査(NOMA総研)などの検査があります。

各種適性検査の見分け方

どの適性検査を受けるか分からない場合、企業からくる案内メールなどでどのテストか分かる場合があります。下のチャートから適性検査を見分けましょう。
既にどの適性検査を受検するか分かっている場合は、下に対策方法のページへのリンクがあります。

適性検査の見分け方
適性検査の案内文に含まれている言葉を選択してください

テストの種類がわからない

独自テストであったり、テストの種類がわからない場合、
1) 時間、場所、数学についての表記(計数など)から推測する
2) 何が出てもいいように、広い範囲で学習する(ただし、時間がかかります)
3) 独自テストの場合、人事の顔を思い浮かべながらこの出題が来そうだと探る
する手立てをとりましょう。

上記のヒントや当教室で過去に受講した方の情報で試験が分かる場合があります。LINEまたはメールにてご連絡ください

試験対策よくある質問

適性検査対策で必要なことは何ですか

テスト対策で重要なのは
・出題傾向を知ること
・得点源を作ること
です。

どういう風に勉強を進めていけばいいですか?

数学から離れている方は、最初から難しい問題を解くのではなく、最初は解ける問題から、少しずつ数学に慣れていき、解ける問題を増やしていくことが重要です。
時には小学校・中学校の基本から戻ったほうが、よりスムーズに学習できます。
また、試験には制限時間があるので、式を立てられるようになった問題は、時間内に解くことを意識してください。確実に解ける問題、つまり、得点源を増やしていくという考えで勉強をしていきます。

得点源を作るとはどういうことですか

絶対に得点する問題と、捨てる問題を決めることです。
テストは満点を取る必要はありません。制限時間もあるので、確実に解ける問題を増やしていくという対策が必要です。

数学超苦手なんですけど、対策してどうにかなるものですか

はい、数学苦手な方、とっても多いです。でも、子どものころより、大人になってからの方が、数学が生活で身近なものになっていますから、学んで楽しいと思う方が多くいらっしゃいます。
「どうして数学嫌いだったんだろう」と、受講生の方がよく仰います♪
最初は辛いですが、解ってくると意外と楽しいものです。テストはきっかけですが、楽しみながら進めていくと、結構合格するものですよ♪