このページは、2011年より適性検査対策講座を提供している大人塾が、 SPI3-U(ペーパー)の試験内容と効果的な学習方法をまとめたものです。

SPI3-U(ペーパー)とは

SPI3-U(ペーパー)はリクルート社が提供するマークシート形式の適性検査です。
UはUniversity(大学)を意味し、もともとは新卒採用向けに開発された試験です。

Warning

SPI3-U WEBテスティングと呼ばれるものもあります。ペーパーとWEBの試験は出題傾向が全く異なります。

・自宅PC受検 → WEBテスティング(出題範囲が別) WEBテスティングの対策方法はこちらから➡
・新卒でSPI-U → テストセンターの可能性大(要確認)SPIテストセンターの対策方法はこちらから➡

どのような人が受ける検査?

新卒採用で使われることは少なく、主に社会人の正社員登用試験や昇格試験で使われています。最近ではペーパーテストの実施企業は減少傾向にあります。

試験の基本情報

広い範囲から出題され、難易度が高い検査です。
問題を把握するスピード、解くスピードどちらも要求される質の高いテストです。

SPI3-U(非言語)の内容・出題範囲は

出題範囲は集合、推論、割合、モノの流れ、漸化式、ブラックボックス、一次関数・2次関数、領域、樹形図、損益、速度、図表の読み方入門順列・組合せ、確率、損益、分割、図表の読み方基礎、漸化式応用、フローチャート、グラフの読み方、クロス集計表です。

SPI3-U(ペーパー)出題の特徴

「領域」「モノの流れ」「漸化式(去年と比べて一定の条件で増える等)」の問題が特徴です。簡単な問題から難しい問題まで出ています。最近では比較的応用問題が出題されているという報告を頂いています。
植木算、N進法、濃度算は出題されません。

SPI3-Uの問題構成は?

大問1つにつき3~5問程度の問題があります。(例えば、一つの表につき3~5問程度)
最初の数問は比較的簡単に解ける問題、最後の問題はひねった問題であることが多いです。

\

あなたの現在地を確認しましょう

/

SPI-Uで今どのくらい点数が取れるか、無料の模擬試験で確認してみませんか?
現在の実力を知ることで、効率的な学習計画が立てられます。
【登録不要・無料】

SPI3-U対策の勉強方法は?

計算力を鍛える

SPI3-Uは計算が遅いと圧倒的に不利です。
分数・小数の計算方法を忘れた方は、大人塾で用意している「基礎計算コース(無料)」(別ウィンドウが開きます)をご利用ください。
分数の計算力を鍛えましょう。小数を分数に直すと計算が一気に早くなります。

得点源になりやすい問題を押さえる

試験の合格点は会社によりますが、最低7割は確実に正解することを目標にしましょう。国語(言語)では点数の差が開きにくいですが、数学(非言語)で点を取れれば、差を付けられます。
割合、速度が苦手な方は、先に場合の数・確率、推論、物流経路(モノの流れ)、漸化式、ブラックボックス、領域を学びましょう。
比較的学びやすく、得点源になりやすいです。

苦手分野を捨てる

7割を取るということは、21問が解ければいいということになります。
苦手分野を思い切って捨ててしまうのも、高得点への道です。
特に、大問(同じテーマで問題が複数あるもの)の最後のほうは難易度も高いので、苦手分野×難易度が高い問題は最初から捨ててしまった方が、残りの問題にかけられる時間を作ることができ、より得点に結び付きます。

🤔 数学が苦手な方の「やってはいけない」3つの勉強方法

多くの方がやりがちな、あまり効果のない勉強方法をご紹介します。

自分のレベルを超えた難しい問題から解こうとする

基本ができていれば、応用は利くようになります。できる範囲を優しいところから増やしましょう。

基礎をおろそかにする

「方程式」「立式」「割合」この3つができないと、どの単元も進みません。

解けたら満足してしまう

制限時間内に解くには、問題の数をこなす必要があります。1問解けて満足してはいけません。

効果的な学習の進め方

数学というと、テクニックがあるように見えますが、数学が苦手な方にとって本当に必要なのは、

  • 分数の計算があやふや→基礎計算をきちんと理解
  • 方程式の立て方が分からない→問題を式に表して、すぐ解けるようにする
  • 割合の基本が理解できない→もとにする量、比べられる量、割合の関係を理解

こういった基礎の基礎から、無理なく積み上げていく
一見遠回りに見えますが、これが確実に力をつける方法です。

よくある質問

最終前にSPI3-Uの検査があるという噂です。高得点を取るためにはどうすればよいですか

何点を狙うかで変わってきます。
5割を狙うのであれば、大問の1問、2問目までを全部解きます。
1問につき約2分半かけられます。これであれば、数学が苦手な方でも対策をとればいけるようになります。
その代わり、解けない問題に挑戦してはいけません。解ける問題を確実に解くことを目標とします。

正社員登用試験でSPI-Uがあるようです。SPI-Gかもしれません。試験の範囲は違うのでしょうか。

はい、異なります。
SPI-Uは出題範囲が広く、領域、モノの流れ、漸化式、ブラックボックス、一次関数・二次関数など、より高度な内容が含まれます。
SPI-Gは出題範囲が比較的限定されており、基本的な計算問題が中心です。
どちらを受験するか分からない場合は、範囲の広いSPI-Uで対策しておくと安心です。
試験の種類について、なるべく正確な情報を得てください。

何週間前から対策を始めるべきですか?

現在の数学力によって異なりますが、目安は以下の通りです。

数学が得意な方 1〜2週間程度。出題範囲の確認と問題演習が中心になります。

基礎から学び直す方 3〜4週間程度。一元一次方程式、割合などの基礎を固めてから、応用問題に取り組みます。

計算が苦手な方 1〜2ヶ月程度。分数・小数の計算から始めて、段階的に学習していきます。

※あくまで目安です。現在のレベルや目標点によって異なります。早めに模擬試験で現状を確認することをお勧めします。

1日どのくらい勉強すれば良いですか?

試験までの期間によりますが、以下を目安にしてください。

  • 1ヶ月以上ある場合 平日1〜2時間、休日3〜4時間程度。無理なく継続できるペースで。
  • 2〜3週間の場合 平日2〜3時間、休日5〜6時間程度。集中的に取り組む必要があります。
  • 1週間以内の場合 得意分野に絞って、1日4〜5時間以上。基礎から学び直す時間はないため、解ける問題を確実に解く戦略に切り替えます。

大切なのは、毎日継続することです。1日10分でも良いので、問題に触れる習慣をつけましょう。

計算が本当に苦手なのですが、克服できますか?

はい、克服できます。多くの方が同じ不安を抱えていますが、正しい順序で学習すれば必ず力がつきます。

まず、分数・小数の計算からやり直しましょう。これができないと、どの問題も解けません。 大人塾の無料計算コースで基礎固めができます。

次に、一元一次方程式と割合を確実にします。 この3つ(計算・方程式・割合)ができれば、多くの問題が解けるようになります。

「できない」ことは恥ずかしいことではありません。そこから一歩ずつ、確実に進んでいけば大丈夫です。

参考書について

SPI3-U対策の本としては以下の参考書がおすすめです。

もっと問題を解きたい方には

「参考書の問題は問題が少ない」「合格を確実にするために、もっと問題を解きたい」
「たくさんの模試に挑戦したい」「適切な出題範囲をしっかりと学習したい」

そのような方は、大人塾のSPI-U対策講座をご検討ください。基礎から無駄なく出題範囲を学習できます。
2011年より5,000名以上の方が受講されています。

学習の進め方に迷ったらカウンセリングを受けましょう(無料)

無料カウンセリングで、あなたの現在の実力と目標に合わせた学習プランをご提案します。
【こんな方におすすめ】
・どの分野から学習すべきか分からない
・自分に合った学習方法を知りたい
・効率的な学習計画を立てたい

💻オンラインカウンセリング
画面から問題を解いていただき、メールで学習の進め方をご提案します。
※オンラインミーティングは実施していません

👥対面カウンセリング(高田馬場)
問題を解いていただいた後、講師が直接アドバイスします。
※遠方でなければ、対面をお勧めします。無理な勧誘はございません