- 1. SPI-Hとは
- 2. SPI-Hの特徴
- 2.1. 出題構成
- 2.2. 試験形式
- 3. 出題範囲
- 3.1. 基本計算
- 3.2. 文章問題・応用問題
- 3.3. 数学・論理分野
- 4. SPI3-Hの効果的な対策方法は?
- 4.1. 1. 計算力の強化
- 4.2. 2. 方程式の習得
- 4.3. 3. 割合の完全理解
- 4.4. 4. 推論問題への取り組み
- 4.5. 日常学習のポイント
- 4.6. 数学が苦手な方の「やってはいけない」3つの勉強方法
- 4.6.1. 1. 計算練習の軽視
- 4.6.2. 2. 推論問題を頭の中だけで解く
- 4.6.3. 3. 「わかったつもり」で学習を終わらせる
- 5. よくある質問
- 6. お薦めの参考書
SPI-Hとは
SPI-Hは企業や団体が実施するペーパーテスト形式の適性検査です。もともとは高校生の基礎学力を測定することを目的としており、大卒採用向けのSPI-Uや中途採用向けのSPI-Gと比較すると、難易度は易しく設定されています。
現在は、公務員試験の中途採用などで利用されることが増えてきました。
SPI-Hの特徴
出題構成
- 問題数: 40問程度
- 計算問題の割合: 全体の約3分の1(12問程度)
- 主要分野: 中学入試レベルの文章問題、推論、図表読取
試験形式
- 制限時間: 40分
- 解答形式: マークシート方式
- 注意事項: 電卓使用不可
出題範囲
基本計算
整数・小数・分数の四則演算
文章問題・応用問題
集合、年齢算、割合、濃度算、比、損益算、仕事算、速度算、
数学・論理分野
場合の数、確率、図表の読取、グラフの領域、推論
SPI3-Hの効果的な対策方法は?
1. 計算力の強化
40問中12問は計算問題(整数・分数・小数の四則演算)です。文章問題ではないため、計算練習を重ねて確実に12問すべてを正解することで、残りの28問に余裕を持って取り組むことができます。
2. 方程式の習得
文章問題を解くためには方程式の知識が必要です。特に一次方程式は確実にマスターしましょう。
3. 割合の完全理解
割合は以下の分野で必要となる基礎概念です:
- 集合
- 濃度算
- 比
- 損益算
- 図表の読取
- 推論
割合をマスターすることで、これらの問題を確実に得点できるようになります。簡単な割合の文章問題から始めて、何を求められているかを把握する練習を積みましょう。
4. 推論問題への取り組み
SPI-Hの推論問題は、SPI-UやSPI-Gと比較すると条件が多く複雑に見えますが、実は条件が多いからこそ答えにたどり着きやすい特徴があります。焦らず、一つひとつの条件を丁寧に整理する練習を重ねることが重要です。
日常学習のポイント
計算問題は練習量に比例して速度と正確性が向上します。また、計算力が向上すると文章題を読む余裕も生まれます。計算が苦手な人は、文章題の数字ばかりに注目してしまい、その数字が何を表しているかを理解できない傾向があります。試験本番まで、1日わずか5分でも継続して計算練習の時間を確保しましょう。
数学が苦手な方の「やってはいけない」3つの勉強方法
1. 計算練習の軽視
計算練習を怠ると、本番で時間が足りなくなったり、文章題の理解に支障をきたしたりします。短時間でも継続することが重要です。
2. 推論問題を頭の中だけで解く
推論の条件を整理する際、頭の中だけで処理しようとする人がいますが、これは避けるべきです。頭の中で描いたものは視覚的に確認できないため、書けば気づくはずの事柄を見落とすことが多くなります。面倒でも実際に書き出すことが、結果的に時間短縮につながります。
3. 「わかったつもり」で学習を終わらせる
間違えた問題の解説を読んだだけで理解した気になり、後日同じ問題でまた間違えるケースがよく見られます。間違えた問題は、その日の最後にもう一度解いて、確実にできるようになったかを確認しましょう。
よくある質問
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SPIの試験種類がわからない場合の判別方法は?
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ペーパーテスト形式の場合、以下を確認してください:
- 計算問題と文章問題の両方が出題 → SPI-Hの可能性が高い
- 文章問題のみ → SPI-UまたはSPI-Gの可能性
- 計算問題のみ → SPI-Rの可能性
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合格に必要な点数は?
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合格点は実施する企業・自治体によって異なります。また、非言語分野だけでなく、言語分野・性格検査も含めた総合的な判断となる場合が一般的です。
お薦めの参考書
SPI-Hの参考書はあまり出ていません。
大人塾の対策講座は、SPI-Hに特化した講座です。
Eラーニングもご提供しています。