「企業からの受検案内にGAT-Uと書いてあったけれど、調べても情報が出てこない」――そんな不安からこのページにたどり着いた方が多いのではないでしょうか。
結論から言うと、GAT-Uはリクルート社の適性検査SPIの一種です。大学新卒採用向け(U=University)の能力検査(言語・非言語)だけを実施し、性格検査を行わない形式を指します。「SPI-Uから性格検査を抜いたもの」とイメージするとわかりやすいでしょう。
つまり、能力検査の中身そのものは通常のSPIと同じです。「GAT-Uという特別な試験対策」が存在するわけではない、という点がまず大切なポイントです。
なぜGAT-Uは情報が少ないのか
GAT-Uで検索しても参考書や対策情報がほとんど出てこないのには、理由があります。
- 「能力検査の中身はSPIと同じ」だから:性格検査の有無が違うだけで、対策すべき言語・非言語の内容は通常のSPIと変わりません。そのため、市販の参考書もネット上の情報も「SPI」名義に集約されており、わざわざ「GAT-U」という名前で個別の対策本が出版されていないのです。
- 受検案内の表記と、対策で使う名前が違うから:企業から届く案内には「GAT-U」と書かれていても、書店やネットで探すときは「SPI」で探す必要があります。この名前のズレが、「情報が見つからない」という不安を生んでいます。
情報が少ないこと自体は、心配する必要はありません。探す名前を変えれば、対策材料はたくさんあります。
結論:「紙かパソコンか」で対策が変わります
ここが最も重要なポイントです。GAT-Uは受検方式によって出題内容が大きく変わります。同じ「GAT-U」でも、紙で受けるかパソコンで受けるかで、対策すべき内容がまったく異なります。
| 受検方式 | すべき対策 |
| ペーパーテスト (会場で紙とマークシート、電卓不可) | SPI-U(ペーパー)対策 |
| インハウスCBT (企業が用意したPCで受検) | WEBテスティング対策 |
パソコンで受ける形式(インハウスCBT)の能力検査は、自宅で受けるWEBテスティングとほぼ同じ問題が出題されます。一方、紙で受ける形式は、出題範囲も解き方も異なるペーパーテスト(SPI-U)です。両者は出題傾向がまったく異なるため、対策を間違えると本番で歯が立たなくなってしまいます。
そのため、まずは企業からの受検案内で「紙か、パソコンか」を必ず確認してください。これが対策の第一歩です。
見分け方のヒント
会場や自宅のPCで受検し、電卓が使えると案内されていればWEBテスティング系(PC受検)です。会場で紙のマークシート、電卓不可であればペーパーテストです。判断に迷う場合は、後述の無料カウンセリングでご相談ください。
【ペーパー受検の方】SPI-U(ペーパー)の出題範囲と特徴
紙で受検する場合は、SPI-U(ペーパーテスト)の対策が必要です。
- 試験時間:40分
- 問題数:30問
- 出題形式:マークシート
- 電卓:使用不可
SPI-Uはもともと新卒向けだったため難易度が高く、広い範囲から出題されます。問題を把握するスピードと解くスピードの両方が要求されます。主な出題範囲は、推論、モノの流れ、漸化式、領域、場合の数・確率、割合、損益、速度など多岐にわたります。
攻略のポイントは、満点ではなく7割を狙う戦略です。得点源になりやすい分野(推論、モノの流れ、領域など)を優先的に固め、苦手分野は思い切って捨てる判断も重要になります。また、1問あたり1分強で解く必要があるため、分数・小数の基礎計算力を徹底的に鍛えることが得点に直結します。
【パソコン受検の方】WEBテスティングの出題範囲と特徴
パソコンで受検する場合(インハウスCBT)は、WEBテスティングの対策が必要です。
- 試験時間:20分
- 問題数:11〜20問
- 出題形式:入力式(選択式ではない)
- 電卓:使用可
WEBテスティングは、1問ごとに時間制限があり、答えを直接入力する形式のため勘が使えないのが特徴です。単純な公式で解ける問題は少なく、ひねった問題が多いため、情報を整理して書き出して解く力が重要になります。「AだけでわかるBだけでわかる」形式の推論問題など、WEBテスティング特有の問題形式に慣れておく必要があります。
なお、WEBテスティング形式ではSPI3-U(大学生向け)もSPI3-G(社会人向け)も出題内容は同じです。電卓は使えますが、分数計算など電卓では処理しにくい思考力の問題が多いため、電卓に頼りすぎない学習が大切です。
どちらの対策をすればいいか迷ったら
「受検案内を見ても、紙かパソコンか判断できない」「自分のレベルでどこから始めればいいかわからない」という方は、ぜひ大人塾の無料オンラインカウンセリングをご利用ください。
大人塾は、数学が苦手な大人の方に特化した算数・数学教室です。基礎の計算からやり直せる段階的なカリキュラムと、参考書の10倍以上の問題量で、「できない」から「できる」への道筋を一歩ずつサポートします。
カウンセリングでは、基本的な問題を解いて現在のあなたのレベルを診断し、受検方式に合わせた最短ルートをご提案します。メールアドレスのご記入は任意で、お気軽にご相談いただけます。

2011年設立の大人塾は、累計受講者数5,000名を突破し、大学生から社会人・シニアまで幅広い層に適性検査対策とやり直し数学を提供しています。日経ビジネス、朝日新聞にも取り上げられ、大学でのキャリア講義や企業研修でのEラーニング提供など、教育現場での豊富な実績を持ちます。
著書に「コレ解ける? 数字がこわくなくなる おとな算数ゆるトレ」「史上最強のNMAT・JMATよくでる問題集」「1日でできる! WEBテスト玉手箱 頻出問題集」など