大人塾に、特別区(東京23区)の職員を第一志望にしていた、就職活動中の20代前半の方が通っていました。受験した試験では、能力検査がSPIのテストセンター形式で行われます。

通学期間は約11か月、24回(合計約45時間)です。結果は第一志望に合格でした。合格の報告に来てくださった際、本番はかなりの高得点で、練習してきた問題と近い形で出題されたと話していました。

以下は、講師の指導記録をもとにまとめた学習の記録です。SPIで公務員試験や民間企業の選考に臨む方にとって、どの段階で何に時間を使えばよいかの参考になれば幸いです。

通い始めたとき

カウンセリングの時点で、計算などの基本は身についていました。そのため基礎の復習からではなく、SPIの出題分野の演習から始めました。

初回の記録には、解説スライドを読むのも、問題を解くのも速いと書かれています。目標は、本番の制限時間内に最後まで解ききることに置きました。

学習の流れ

1. 分野ごとの演習

推論から始め、集合、場合の数、確率、損益算、図表の読み取りなど、SPIの非言語分野を順に進めました。テストセンター形式の出題範囲をひと通り終えたのは、6回目の授業、学習時間にして約10時間の時点です。

2. 時間を計って模試を解く

範囲を終えてからは、制限時間つきの模試に移りました。この段階では、解き方は分かっているものの、1問ごとに考える時間が長くなりがちでした。そこで問題数をこなし、問題文を読んだ時点で解き方が浮かぶ状態を目指しました。

途中、別の選考でWEBテスティングを受ける機会があり、その形式に合わせた問題も練習しています。テストセンターとWEBテスティングは出題形式が異なるため、受ける検査に合わせて対策を分けました。

3. 難度を上げ、仕上げは模試の反復

後半は、SPIの応用的な問題に取り組みました。難度の高い問題を解けるようになったことで、標準的な問題には余裕を持って向き合えるようになりました。

本番前の約2か月は、時間制限つきの模試を繰り返し解きました。最後の授業は本番の前週です。講師はこの時点で、落ち着いて取り組めば時間内に十分な点数が取れると見ていました。

本番と、合格の報告

合格が決まったあと、報告のために教室へ来てくださいました。本番については「勉強したものと同じような感じで出た」とのことで、結果はかなりの高得点だったそうです。

合格については「本当に嬉しい」、そして「先生のお陰」と言ってくださいました。ただ、通い始めた時点で基本が身についていたこと、そしてご本人が問題数をこなし続けたことが、何より大きかったと考えています。第一志望の合格を直接聞けたことは、講師にとっても嬉しい出来事でした。

まとめ:基本が身についている人のSPI対策

  • 基本が身についていれば、SPIの出題分野の演習から始められる
  • 範囲を終えたら、時間を計った模試に移る。この段階の課題は知識より「時間内に解ききること」
  • 受ける検査の形式(テストセンター/WEBテスティング)に合わせて練習する
  • 本番前は模試を繰り返し、本番と同じ条件で解くことに慣れておく

大人塾では、カウンセリングで現在の状態と受験予定を確認し、どこから始めるかを決めています。まずはお気軽にお問い合わせください。