大人塾は、2011年から社会人向けに算数・数学と適性検査対策を指導している教室です。SPI・SCOA・TG-WEBなどの適性検査や、昇格試験・社内試験を控えた方が通っています。

試験まで残り2週間という時期に「何から手をつければいいか分からない」というご相談をよくいただきます。この記事は、適性検査や昇格試験・社内試験を2週間後に控えた社会人の方に向けて、残りの期間で得点を積み上げる手順をまとめたものです。

先にお伝えしたいのは、2週間でも実力は伸ばせるということです。ただし、やみくもに問題集を広げても得点にはつながりにくいのが直前期です。試験は時間配分がすべてです。限られた時間の中で、どの問題を解き、どの問題を解かないか。その判断ができるかどうかで、同じ実力でも得点は変わります。

ここからは、教室で実際にお伝えしている進め方を順に紹介します。

1. 自分のスキルを知る

最初に、今の自分がどこまで解けるかを確認しましょう。問題集や模擬試験を1回分解き、分野ごとに「すぐ解ける」「時間はかかるが解き方は分かる」「解き方が分からない」の3つに分けます。

このとき大切なのは、時間をかけて解ききることではなく、解ける問題と解けない問題を見分けることです。解き方が分からない問題に時間をかけないようにしましょう。

この仕分けが、後の「得点源を決める」「解かない問題を決める」の土台になります。

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2. 試験の種類を調べ、傾向を知る

次に、受ける試験について調べましょう。確認したいのは次の点です。

  • 出題範囲(どの分野が、どのくらい出るか)
  • 解答する媒体(紙か、画面か)
  • 解答の方法(選択肢から選ぶ多肢選択か、数値を入力するか)
  • 問題を飛ばせるか、前の問題に戻れるか
  • 制限時間(試験全体か、1問ごとか)

同じ「適性検査」でも、試験によって形式は大きく異なります。特に、前の問題に戻れる形式か戻れない形式かで、解き方の戦略が変わります。

3. 得点源を決める

1で「すぐ解ける」「時間はかかるが解き方は分かる」に分けた分野が、得点源の候補です。

ここでいう「解き方が分かる」は、解き方を覚えていることとは違います。なぜその式になるのかを理解していて、問題を見れば自分で式を立てられる状態です。

2週間前に新しい分野を一から覚えようとするよりも、今できる範囲を確実に、速く解けるようにする方が得点につながります。「時間はかかるが解き方は分かる」を「すぐ解ける」に変えていくことが、直前期の学習の中心です。

4. 解けない問題を解かない

試験は満点を取るためのものではありません。1問でも多く解き、正解するためのものです。そのためには、解けない問題を解かない勇気を持ちましょう。

目安は「20秒」です。1問を20秒考えて解き方が分からなければ、その問題は解きません。1問にこだわって時間を使うと、その後の解ける問題に手が回らなくなります。

マークシート形式の場合

マークシートは問題を飛ばせるので、取る問題を選べます。たとえば大問1つに小問が3問あれば、そのうち2問を確実に取りに行きましょう。

戻れない形式の場合

画面上で解く試験には、前の問題に戻れない形式があります。この場合、「後で戻って解く」ことができません。解き方が分からない問題は見切りをつけ、次へ進みましょう。

5. テストと同じ状況で繰り返す

直前期の演習は、本番と同じ状況をつくって行うことが大切です。

マークシート形式の場合

消しゴムを使わずに解く練習をしましょう。消している時間も試験時間の一部です。書き間違えたら、消さずに横に書き直します。

また、自分の字に騙されないことも大切です。急いで書いた筆算では、「0」と「6」、「1」と「7」などを自分で読み違えることがあります。速く書いても読み違えない字を、練習の段階から意識しましょう。

画面形式の場合

画面で出題される試験は、画面を見ながら演習しましょう。紙のテキストだけでは、画面で問題文を読む感覚や、画面とメモ用紙を行き来する動きは練習できません。

画面の数字を手元に書き写し、また画面に目を戻す。この往復が多いほど時間がかかり、書き写しのミスも増えます。画面と手元の行き来が最も少なくなる解き方を、演習の中で身につけましょう。

模擬試験で時間配分をつかむ

演習の仕上げは、模擬試験です。本番と同じ時間制限を設け、どの問題を飛ばすかを決めながら解きましょう。

試験は時間配分がすべてです。そして時間配分の感覚は、模擬試験を解いた量で身につきます。どれだけ模擬試験を解いて試験に慣れたかが、高得点の鍵になります。

6. 直前期の気持ちの持ち方

模擬試験は、適度な緊張感を持って取り組みましょう。ただし、本番ではありません。点数が思うように取れなくても、落ち込む必要はありません。

模擬試験で間違えた問題は、本番までに解けるようにできる問題です。落ち込む時間があったら、1問でも多く解きましょう。

まとめ

  • 2週間でも実力は伸ばせる
  • まず自分のスキルを確認する。解ける問題と解けない問題を見分け、分からない問題に時間をかけない
  • 試験の形式(紙か画面か、多肢選択か入力か、戻れるか)を確認する
  • 新しい分野より、解き方が分かっている範囲を確実に速く解けるようにする
  • 1問20秒考えて解き方が分からなければ解かない。戻れない形式は見切って次へ
  • 本番と同じ状況で演習する(消しゴムを使わない、画面を見て解く)
  • 試験は時間配分がすべて。模擬試験を解いた量が得点を左右する
  • 模擬試験の結果に落ち込まず、1問でも多く解く

大人塾では、カウンセリングで現在のスキルと試験までの期間を確認し、残りの時間で取り組む範囲をご提案しています。教室でのカウンセリングのほか、メールで学習方法をお返しするオンラインカウンセリングもご利用いただけます。